2004/05/02(Sun) 12:23:35
おはよう上海
朝8時15分に電話が入った。
夕べ遅くまでスタッフとやっていたので
二日酔いもきつかったしまだ寝てたんだが。
三雲駅にいるという。
今から仲間の結婚式に出席するため出かけるのだ。
飛行機は海をこえ大陸に向かう。
2、3時間のフライトだ。
そこには写真家であり理解者の女性がいる。
白いドレスを身にまとう準備をしながら。
彼等二人はもうすぐ着くぜ。megu.
2004/05/03(Mon) 12:14:04
天気はどうだい?
上海は晴れてるかね?
こちらは前線が近づきつつあり曇り空です。
もうすぐあめになりそうかな。
今日は隣街でお祭りがあり
みんな出かけたので静かな休日です。
でもお店にいますがね。
宅急便の集荷を待っているのです。
今日は観光だろうから晴れればいいね。
2004/05/05(Wed) 18:27:42
市場にて
今、重宝している市場は京都にあり壬生、樽町に位置する。
隣は民家と逆隣は大手ショッピングセンターだ。
この6月に市内の生花市場は統合され、
この市場も免れず移転する。
なにも伝手もなく飛び込んだ世界で
それでも何の疑いもなく仲間に入れてくれたこの市場には
本当に感謝している。
今回の母の日がこの市場での最後の母の日となる。
今日、競り場のひな壇に座り
いつものように仲間の花屋とふざけたり、コーヒー飲んだりしていた。
ゴールデンウィーク直後の母の日とあり盛り上がりが乏しい。
と同時に母の日前とは思えないくらいカーネーションに値が付かない。
最後のマザーズデーなのに寂しい感じやな、
なんて思いながら記憶に残そうと微笑んですべてを見た。
2004/05/05(Wed) 22:36:11
補欠
二階でジャズを聴きながら一杯やってると
銀が階段を駆け上がって来、
信じられないような面持ちで報告してくれた。
全国大会予選に行けるらしい。
後から聞いてみればどうも補欠らしいが
最年少で経験年数からいっても大変な快挙らしい。
あんまりスポーツとか団体行動とかファイト!とかには興味がない。
だから道場への送り迎えなどもめんどくささがあったし、
他の親御さんにもまともに挨拶なんかしたことがない。
たった一度だけ道場にパツ金で出向き
ブスっと終わるのを待ってたことがあるだけだ。
ただ今夜は嬉しかったのだ。その銀の喜びが。
やはり勝敗がはっきり分かるスポーツにおいては
やはり勝った方がいいのは分かる。
ただバンドマンの僕は曖昧な評価の中で
喜びを感じたりしている種の人間だから
やはりその過程が大切だと思うし。
銀はみんなに好かれる良いやつだと思うし認めている、多分に。
けど鞘を抜く瞬間に
「いったんね!こいつ/足腰立たんようにな、
今のうちにご両親に感謝の意を百万回唱えとけや!こら」
位にやってほしいのだ。
そしたらええやんか?別に、勝敗なんか。そう思う。
2004/05/06(Thu) 13:43:55
ツバメ君
よく晴れた昼下がりに母の日の仕込みをした。
昨日仕入れた花のディスプレーと掃除と。
今年は営業を全くしていないので店売りだけになる。
母の日は単なるお花屋のお祭りだととらえているので
これで良いのだ。
準備している上を遠慮がちにツバメ君がお家の修繕に忙しい。
毎年この時期に慌ただしくしている。
こちらも彼等に気を使いながら店売りすることになる。
子供が生まれたら
彼等も遠慮もへったくれもなくなるからたぶん、
何発かはお客さんの頭にヒットするだろう。
今から楽しみにしている。上手く狙え。
2004/05/20(Thu) 15:43:37
梅雨入り/ピアスと上海ガール
一瞬だった。痛いというよりも熱いといった感じ。
これは上海ガールが言った通りだった。
看護婦さんが知り合いなのでその病院を選んだのだが
運悪く患者は僕しかいなかった。
電話予約で行ったから全てばれてて
受付の女性もいきなりにやにやしていた。
何も書くこともなく「こちらへ」と診察室に通された。
そこには先生と知り合いの看護婦さんがいて
妙にうれしそうだった。
「さて、初めてですか?ピアス」
「はい」
「どちらに開けましょう」
「はて?どうぞよろしいところに」
「誰某君、どう思うかね?」
「はい、そうですね、ちょっとまって!
誰某ちゃん誰某ちゃん!ちょっと来て〜」
いきなり人口密度が高くなった。
これだから暇な病院は嫌いなのだ。
若い感じの彼女が耳を引っ張ったり、
まじまじ見つめたりして場所が決まった。
「それではいきますよ」
「ちょっと待って下さい、すみませんが麻酔を打って欲しいのですが」
「いいですけどね、麻酔の痛みとピアスの痛みは
全く同じくらいですがそれでもいいですか?」
「ほないりません、お願いします」
結局案じる事なかれあっという間に終わった。
ある時、黒人のキングストンガールフレンドを
いえに招いたことがある。
所謂黒人の美人女性だったが
その時が内に黒人さんがやって来た初めてだった。
敗戦を体験したおばあちゃんがどう反応するか
心配だったがコトナキをえた記憶がある。
先祖代々僕が初めてつれて来た。
パツ金もそうだ。
エレキもそうでバイクもそうだ。
初めては気持ちが良いとおもう。
そしてピアスもそういうことになる。
母もばばもまだ知らない。
ゆうべ、挙式を終えたばかりの上海ガールと電話で話した。
彼女いわく「そやではよやりって言ってたのに」
そういや上海ガールもピアスが好きでありよく似合う。
2004/05/23(Sun) 10:24:24
happy birthday
スタッフのちえが20のバースデーを迎えた。
中学2年生から知っているので何ともいえない気持ちだ。
ゆうべは遅くまで彼女の友達達と騒いだ。
もちろんちえは全てに関してセンスがあるので
今も仕事を通じてつき合っているが
今後の彼女の人生には何の心配もしていない。
ゆうゆうと人生を渡って欲しいと思う。
2004/05/30(Sun) 09:58:15
ここ最近
9年間放っておいた歯の治療に行きかけた。
お花屋の近くの歯医者で信頼しているクリニックだ。
ものをハッキリ言う先生だから笑けるくらいだ。
おっさんなんかにも遠慮もなくずばずば言う。
それを隣の診察椅子に座って聞くのが最近の楽しみだ。
先日の金曜日事件は起こった。
ココロで中二の男子学生たちと一緒にいる時、うずき出した。
感覚的には治療中じゃない、その上の歯だった。
脂汗が出て来る。神経が痛んだ。
可哀想に機嫌が悪くなった俺様に
学生たちはさんざん当たられてしょんぼり帰っていった。
講習後チエの宿題をやってあげる約束をしていたので
帰ることも出来ないでそのままココロにいた。
じっとしていたら気が狂いそうになるので
シロクマのように歩き回ったりして紛らした。
その内疲れ果てて地べたに横たわり
足をばたばたして耐えた。
メグが自宅にバファリンを取りに行き、
ゆきはしゃがみ込んで僕の有様を見つめていた。
歯の痛みでここまで苦しんだのは初めてだ。
結局一晩中うなされた。
汗だくで起き、歯医者の自宅に電話し朝一で見てもらった。
特に慌てる様子もなく、削り何かをつめてもらった。
それまでの痛みが一瞬で消え、ぼーっとした疲れだけが残った。
そして高校生のバンドを引きつれ
隣街のフェスティバルに向かった。
毎年呼んでくれるから。
真夏の会場でスタッフがメンバー分のビールを下げてやってきた。
簡単な乾杯を済ませ、ぐーっと頂いた。美味かった。
夏はやはりビールだ。
しかし異変に気が付いた。会場全体がぐるぐる回っている。
メンバーも含め回っている。足はふらついた。
昨夜からたて続けに強力な鎮痛剤を飲んだことを思い出した。
「やばい」
しかしふらつく足のまま僕はステージに向かったのだ。