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kazuroo voice かずろう日記

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更新日 2008-12-15 | 作成日 2007-10-14

2005/03/03(Thu) 09:35:19

三回忌

早いものでもう三年になる。
訃報を聞いてこちらから三人で駆け付けた
セレモニーホールで久しぶりの再会を果たした彼女は、
結局目を合わせることはなかったのだが、
その後上海ガールとなり体格がよくなった。
本日が丁度三回忌になるからと、
昨夜花をとりにきてくれた。
残念ながらガソリンガールは忙しく出て来れなかったが、
久しぶりだしご飯に出かけた。
沢山話しをし、新しい人類が女性であることも聞いた。
懐かしい共通の友人がバリバリのビジネスガールに成長し、
原宿にお花屋を開店したことなども教えてくれた。
完璧に意識は三年前、そのまた三年前、
そのまた三年前に飛んで留まった。
注文した御飯は結局何を頂いたのかも分からないくらい
ぼーっとしていた。
遅くなると帰り道が心配だから出た。
車に乗り込む際、一本メールが入った。
彼は一体どんな手帳を持っているのだ?
自宅に帰り着いて靴を脱いでいる時、
またenzoの匂いがした。


2005/03/08(Tue) 21:32:08

6度目の受験

明日朝から公立高校入試がある。
もう6度目のことになる。
今日土山ココロに全員集まって出陣式をした。
上岡は全員に対して深く接し話した。
ずいぶん成長したと思う。
学生達が彼を立派な人間にしたのだ。
僕は彼等に
「最近は親が子供を殺したりするような
嫌なニュースが蔓延しているが
君たちの親は決してそうではない。
なぜならは伝統も進学歴史も看板も何もない
僕達の心学塾によくよく吟味した挙げ句、
やらしてくれたのだ。
学習することも確かに大切だが
プラスそれ以外の大切なことを習得するだろうと期待し、
やらしてくれたのだ。
しっかりと君たちのことを見てきたに違いない。
だから君たちは受験だからと大変だったかもしれないが
それ以上に親御さんたちは大変だったのだ。
心配していたのだ。
だから明日家を出る前に
『今まで本当にありがとうございました』と言え、
『今日は頑張ってくるわ、精いっぱい』と言え、
『でこれからもよろしくお願いします』と言え、
そう伝えた。最後の学習だと思う。
気を使うわけではない、感謝するだけだ。
明日は市場に出向く。
しかしココロは各自学生と共にある。
お前たちは僕らの誇りだ、
しっかりぶちかませ!おやすみ


2005/03/10(Thu) 11:52:43

白い町の憂鬱

昨日受験は全て終了した。
全員今後もずっとつき合っていける連中だ。
間違いなく。
朝からゴミ捨てに軽トラをぶっ飛ばした。
その前に水口ココロで柏手を忘れなかった。
橋の上を通過する時、町は霧の如く白く霞んでいた。
ここのところ町はキャシャーンで溢れている。
おばさんもおっさんも、えげつないギャルも
みんながみんなクールなキャシャーンでいれる、唯一の季節だ。
だから僕のココロも穏やかだ。
キャシャーンは僕の神経を触ることはないからな。


2005/03/13(Sun) 12:14:51

回想/いかした家族

自宅にあったドブにはまった時は、
もちろん大急ぎで引き上げ、母親に報告に行った。
それを僕が突き落としたと勘違いされしばかれた。
近所で焼き芋を焼こうとたき火をしていて、
その火がひろがりぼやになったことがあった。
再三にわたり止めておけと注意していたのだが、
結局それも僕がついていながらとしばかれた。
森で野犬に囲まれた時は先ずは僕の腕を差し出した。
「かんでみろ」
そう言った記憶がある。
妹を噛まれるよりましだったからだ。
たった今、自宅での結納式が終わり、
みんな高級そうな座敷に移動していった。
僕は苦手だからずっとお店にいる。
ジャズがなるここは隠れ家でもある。


2005/03/18(Fri) 17:18:52

今夜もゆき

上空に寒気が流れ込んでいるのがわかる。寒くなってきた。
今夜からゆきが降るかもしれない。
明日は京都のホテルで結婚式を挙げるお客さんがいて朝から走る。
電車で行くらしいので。
積もらなければよいが、遅刻は出来ないし。
さあそろそろアガタライブの準備に取りかからなければいけない。
もうすぐそこまで来ている。
今回はアコースティックだ。


2005/03/21(Mon) 23:22:57

手紙

ようやくお彼岸も終わり店は落ち着いた。
例年になく忙しかった気がする。
今日は午後から新しく春から内で仕事をする彼女たちの
名刺をデザインしていた。
名刺一つとっても僕がデザインするのだ。
この超個人商店的感覚はたまらない。
夕刻店を閉めていたらポストに1通の手紙が届いていた。
レコード会社からだった。
ライフワーク的にもその手のメールはよく届くから
なにげに封を開け、中身を取り出した。
ライブ告知だった。
新しく起ちあげた会社でオープン記念のような感じのライブだ。
そのチラシだけを取り出し、封筒は捨てた。
そして流して目を通していたらどうも身に覚えのある語が並ぶ。
丁寧に読んでわかった、昨年あがたと一緒に来てくれた
渡辺ゆきの情報だった。
彼女はギターリストで沢山曲を持っていて、
ライブも熱心に行っている。
ページもしっかりしている。
彼女は長年作りためた楽曲をCDにしたらしい、
そのライブでもあるらしい。
気が付き慌ててゴミ箱を探した。
思った通り捨てた封筒の中に走り書きのメモを見つけた。
元気そうなセンテンスは音になりそうだった。
そのメモをマッキントッシュのクラゲスピーカーに貼付け
店を閉めた。
苦難は多いだろうが君が選んだ道は正しい。
いつもそうだよ。


2005/03/29(Tue) 16:36:02

3月が終わる

あと2日で今年度も終わる。
思えば市町村合併に伴う甲賀市の誕生をはじめ随分激動の年だった。
一般市民の生活や意識は何も変わらないまま組織は変わった。
デジタルの若き経営者は野球にも敗れメディアでも苦戦している。
またもやデジタルに行く手を阻まれている。
世間からは大バッシングの彼だが僕は決して好きではないが
嫌いではない。
何も間違っていないので、諸行無常らしいから。
二日後4月から当方の小商店も組織新たに出発だ。
やらなければいけないことが山積みで、
不安にそっくりのワクワク感がたまらない。
なるようになるのだろう。
それが自分が望む形であればいいのだ。